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間仕切職人コラム

パーテーションで個室をつくる方法

パーテーションで個室をつくる方法

オフィスでちょっとした打ち合わせをする場所や集中して仕事する場所を確保したい場合、パーテーションを使った個室の設置が適しています。また、個室を設置する際には、建築基準法や消防法に基づき通路や非常口、窓の位置などを考慮し、安全に設置できるかどうかを確認する必要があります。天井のタイプによって、パーテーションの取り付け方法や選ぶべき種類が異なるので、その特性をよく理解することも大切です。

パーテーションでつくる個室のタイプ

役員室

経営者や管理職、プロジェクトリーダーなどが利用する個別のオフィススペースです。通常、会議や取引先との打ち合わせ、重要な意思決定の場として使用されます。しっかりとしたドアや遮音性の高いパーテーションで構築されることが多く、他のエリアからの視線や騒音を遮断します。例えば、オープンオフィスの中央に役員室用のガラスのパーテーションを設置し、透明性は保ちつつ、必要なプライバシーを確保することも可能です。

ミーティングスペース

ミーティングスペースは、社員がグループでの話し合いやブレインストーミングの場として使用します。パーテーションで区切ることで、他の作業エリアからの騒音を遮断し、議論を集中して進めることができます。特にガラスパーテーションを使用することで、半プライベートな空間を実現することが一般的です。さまざまなサイズのミーティングスペースを作り出し、小規模なチームから大規模なグループまで、柔軟に対応することが可能となります。

電話ブース

電話ブースは、電話やオンラインミーティングのための1人用の小さな個室です。騒音を遮断して、電源やネットワーク接続を完備することで、他者を邪魔することなく、集中して通話や会議を行うことができます。一部のオフィスでは、壁一面に複数の電話ブースを設置し、社員がいつでも利用できるようにしています。

集中ブース(個室型ブース)

集中ブースは、個人が集中して作業を行うためのスペースです。静かな環境が求められるため、遮音性の高いパーテーションやドアが必要です。特に締切が迫ったプロジェクトや集中力を要するタスクを担当する社員のために、多くの企業が集中ブースを設置しています。

休憩室(リラックススペース)

休憩室やリラックススペースは、リフレッシュするための場所です。ソファやリクライニングチェア、テーブルや雑誌など、リラックスするためのアイテムを配置します。さらに、緑の植物やアート作品などを取り入れ、心地よい休息が取れるようデザインすると良いでしょう。

以上のような種類がありますが、オフィスのニーズや予算、利用者の要望に応じて、さまざまなカスタマイズや工夫が可能です。

個室をつくる方法

個室をつくる際、サイズや使用目的に合わせて、適切な方法を選ぶ必要があります。考慮すべき要素としては、耐久性、遮音性、デザイン、そしてコストなどが挙げられます。以下に、個室を作成する主な方法を紹介します。

パーテーションで個室をつくる

オフィスや店舗などの空間を区切る手段として広く採用されています。恒久的な使用や高い遮音性を求める場面で特に有効です。造作壁と比較して、コスト面でのメリットがありますが、耐久性や遮音性においては多少の違いがあります。

造作壁で個室をつくる

造作壁は、より恒久的な空間の分割を求める場合に選ばれる方法です。木材や石膏ボード、軽量鉄骨などで壁を造って空間を分割します。パーテーションよりも頑丈で遮音性が高く、デザインの自由度が高いですが、コストは高くなる場合があります。

個室ブースで個室をつくる

個室ブースは、専用のスペースを確保するための簡易的な手段として利用されます。完成された状態で製造・販売されているものが多く、オフィスやカフェ、図書館などでよく見かける形です。設置が簡単で、位置の変更もしやすく、フレキシビリティが高いのが特長です。

パーテーションで個室をつくる時の注意点

個室を作る際のパーテーション設置は、空間の安全性を確保するため、法令に基づくガイドラインや規制を考慮する必要があります。また、天井のタイプに応じて、選択できる商品や施工方法が異なるため、事前に確認が必要です。

建築基準法と消防法を確認する

天井に柱を固定するパーテーションを建てる場合、個室とみなされ建築基準法及び、消防法により排煙窓の確保、煙(熱)感知器や誘導灯、非常用スピーカー、スプリンクラー、点検口等の増設・移設が必要になる場合があります。また、工事建物を管轄する消防署へ、届け出が必要になります。

避難経路

パーテーションで空間を区切る際、避難経路や出口を確保することが必要です。適切な幅と数を持つ避難経路を確保し、障害物を置かないよう注意が必要です。

非常用照明

パーテーションで作った空間内に、万が一の停電時にも確実に避難経路を確認できるよう、非常用照明の設置を考慮する必要があります。

通気性

密閉された空間ができることを避けるため、通気口の設置や空間のサイズに応じた通気性を確保することが大切です。

天井のタイプを確認する

天井のタイプによって、パーテーションの取り付け方法や種類が異なるため、その特性を理解することは重要になります。主な天井の種類には、在来工法天井、システム天井、およびスケルトン天井の3つが挙げられます。

在来工法天井

在来工法天井は、天井の骨組みに化粧石膏ボードなどの仕上材を貼り付けて形成される方法です。普及している工法で、オフィスのほかに学校や病院などの天井でもよく見かけられます。照明やエアコンなどの天井設備の移動は難しく、レイアウトの変更が制限されることもあります。

システム天井

システム天井は、上の階のコンクリートスラブ(床)から、天井までの空間に、メタルフレームやレールを使って取り付けられた天井タイルやパネルで構成されるタイプです。特にメンテナンスや配置の変更が容易であるという利点があります。このタイプの天井にパーテーションを設置する際は、フレームやレールの配置や、天井の耐荷重を確認して、パーテーションの重量がその限界を超えないよう配慮が必要です。

スケルトン天井

スケルトン天井は、天井の骨組みのみを持つ形態で、空間内のインフラが露出しているのが特徴です。このような天井でのパーテーションの設置は、露出した配管や電気設備を損傷しないよう注意しつつ、デザインや機能性を最大限に生かす配置を考える必要があります。

オフィスで個室をつくる場合、具体的なオフィスの状況やニーズに応じて、さまざまなアプローチや工夫が考えられます。オフィスの空間や予算、使用目的に合わせて最適な個室の作り方を検討することが大切です。

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