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間仕切職人コラム

パーテーションの施工方法と施工手順

パーテーション施工現場

パーテーションの施工方法や手順は、その種類や用途、材質によって異なる場合がありますが、一般的なオフィスのパーテーションの施工手順をご紹介します。

1. 計画と設計

計画と設計の段階では、パーテーションを設置する場所の寸法を測定し、可能なレイアウトを確認します。測定結果や要望をもとに具体的な設計が進行します。この設計結果を基に、必要な材料や部品のリストが作成され、準備の方針が決定されます。もし電気や通信設備を取り入れる場合、配線やケーブルを組み込むための通路の計画も同時に進められます。

2. 材料の準備

次に、施工に必要なパーテーションのパネル、フレーム、ドアなどの材料や部品の準備を行います。電気や通信設備の取り入れが予定されている場合、関連する配線やケーブルの材料も同時に用意します。

3. 床と天井のマーキング

施工位置を確定するため、床や天井にマーキングを行います。マーキングは、専用の道具やテープを使用して行われ、精密な配置が求められます。これにより、後のステップでパーテーションを正確な位置に設置する際のガイドラインとなります。

4. フレームの取り付け

床や天井、場合によっては既存の壁にフレームを固定します。このフレームは、パーテーションのパネルをしっかりと支えるための基盤となり、正確な位置と安定した設置が可能となります。

5. パネルの取り付け

フレームの設置後、マーキングとフレームをガイドにして、パネルが正確な位置に取り付けられます。この過程で、設計されたレイアウトに基づき、必要に応じてドアや窓も同時に取り付けられます。

6. 電気・通信ケーブルの取り付け

施工前の設計に基づき、電気配線や通信ケーブルが適切な場所に引き込まれます。これにより、パーテーション内での電気や通信の利用が可能となります。

7. 仕上げ

施工がほぼ完了した後の最終段階として、仕上げ作業が行われます。パーテーション種類によっては、継ぎ目や隙間にシーリング材を充填することで、隙間風や騒音の侵入を効果的に防ぎます。さらに、パーテーションの表面を清掃し、必要に応じて微調整を行うことで、全体の完成度を高め、長持ちする仕上がりを目指します。

8. 最終確認

最後に、全体の確認作業が行われます。施工後のパーテーションの状態や機能をチェックし、問題なことを確認して施工が完了となります。

これらの施工手順は基本的なものですが、実際の施工状況やパーテーション製品によっては項目の追加や調整が必要になる場合があります。

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