ローパーテーションとは?
ローパーテーションは、ネジやクランプを使った取り付け工事を必要とせず、目的の場所に持ち運んで使うことのできるパーテーションです。据え置き型パーテーションともいわれ、イベント会場、出張相談所、検診など、一時的な利用に大変便利なアイテムです。
ローパーテーションは、移動だけでなく撤去もしやすいことから、災害時には避難所でも使用されました。重厚なものに比べ、プライバシー性や遮音性、耐久性は劣りますが、軽量かつ収納に便利な設計になっているものが多く、フレキシブルな活用が可能です。
色や材質、大きさなどのバリエーションも豊富ですので、ちょっとした目隠しやインテリアの一部としてなど、アイディア次第で幅広い用途が考えられます。
取り扱いやすいパーテーション
ローパーテーションは必要な場所に持ち運んで使うことが多いため、簡単に設置や移動ができるものを選ぶことがポイントです。パネルの素材や厚みによっては、一人では持ち運びが難しいものもあり、注意が必要です。布をつかったスクリーンタイプやアルミフレームを採用したものもあります。
背の低いローパーテーションは、取扱い上は家具となります。そのため、空間を完全に間仕切るハイパーテーションとは異なり設置には届出などは必要ありません。
最近では移動に便利なキャスター付きのものが人気です。キャスターにはブレーキ機能がついているものが安全だといえます。
しかし、軽量であるために、強い衝撃が加わると倒れやすいものもあります。場合によっては脚を固定するアイテムを使用したり、L字型またはT時型に連結するなどの工夫をすると安心です。
ローパーテーションには、アコーディオンドアの様に伸び縮みするもの、マグネット式で連結・分割ができるなどもあり、車載時や倉庫保管時に省スペースで収納することが可能です。
多彩な用途でオフィスを演出
ローパーテーションは移動がしやすく、収納に便利なメリットを活かし、オフィスの様々なシーンで活用されています。
たとえば、休憩室のないオフィスでは、すぐに出し入れしやすい場所にパーテーションを置いておくと便利です。視線を遮るよう随時向きや置き場所を変えて対応します。
また、デリケートな案件を扱う相談ブースでは、遮音性には欠けるものの、ローパーテーションを1つ置くだけで相談者の心理的な安心を得ることができます。ふだんはオープンスペースになっていても、状況に応じた心配りをすることができます。
ローパーテーションは、取り付けタイプのパーテーションと同様に大きさや形、デザインや機能性など多種多様なバリエーションが展開されています。パステルカラーや木目調など、デザイン性の高いものも人気です。季節やオフィスの記念日などにあわせてパーテーションを入れ替え、写真や絵を飾るディスプレイとして活用するのもよいでしょう。