間仕切職人コラム

パーテーションの活用方法やオフィスレイアウトのポイントなどのコラムが満載!

オフィス・事務所レイアウトの例

対向式レイアウトのメリット・デメリット

img_17

対向式レイアウトは、部署単位でデスクを向かい合わせに配置するスタイルです。固定席をもたないフリーアドレス式レイアウトが普及しつつあるなか、未だもっともオーソドックスなレイアウトとして多くのオフィスで採用されています。通路と椅子を置く部分が共有されているため、他のレイアウトより20%〜50%の省スペース化が可能であることが特徴です。

また、部署ごとのまとまりや報告・連絡・相談のながれを重視する管理部門や営業職、事務職で好まれるスタイルといわれています。その反面、個々のスペースを見出しにくく集中力を要する作業には不向きな側面もあります。プライバシー性とコミュニケーション性を適度に兼ね備えるために、デスク間にパーテーションを設置するなどの工夫を加えることがあります。

island_layout

コミュニケーション促進型のワークスタイル

対向式レイアウトでは、上司の指示が部署全体に届きやすく、情報が共有されやすいメリットがあります。常にお互いの顔を見合わせることになりますので、コミュニケーションが苦手な人でも自然と会話に入っていきやすいといわれています。

また、後輩は先輩に相談しやすく、先輩は後輩の面倒をみやすい環境だといわれています。プロジェクトが成熟しはじめると、お互いの状況をあうんの呼吸で確認できるようになったり、指示がなくても事前にフォローし合えるようになったり、チームとしての一体感が高まります。

しかし、ワークスタイルの変化に伴い、デスクワーカーは直接対話することよりも、パソコンのモニターを通してコミュニケーションをとる機会が増えています。
すぐ近くに居る上司や同僚にもメールやチャットで連絡をとることも少なくありません。

このような閉塞的な環境が深刻化していくと、社内の活気が失われるだけではなく、孤独感や無能感を抱く社員が増える傾向があるといわれています。ハラスメントの発生や精神疾患発症のリスクを未然に防ぐ視点からも、対向式レイアウトをはじめとしたコミュニケーション促進型のワークスタイルが見直されてきています。

セルフスペースを明確化する工夫

社内のコミュニケーションを促進する対向式レイアウトでは、正面と両隣に座席があることからプライバシー性は低く、集中を要する作業には不向きな側面もあります。
タイピング音やパソコンのファンが騒音として感じられることも少なくありません。また、上司の監視や向かい側からの視線が気になり、ついつい下を向きがちになってしまう方も多いようです。

このような場合、机上面から高さ20cm〜30cmのローパーテーションでデスクを仕切り、セルフスペースを明確化することが効果的といわれています。ローパーテーションの設置により視線を感じるなどの心理的な緊張を緩和し、ある程度のプライバシー性を確保することができます。