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間仕切職人コラム

かっこいいオフィスがワークスタイルを変える

最近のオフィスは仕事のしやすさだけではなく、企業のオリジナリティー性を活かした魅力ある空間にすることが主流となっています。
「ここで働きたい!」と誰もが羨むかっこいいオフィスは、開放的で自由な空間にデザインされています。肩書きや部署の垣根を越えたコミュニケーションを重視した環境が整備され、随所に遊び心が備わっており、従業員の満足度が高いことが特徴です。

働くためだけのオフィスから、まるで第二の家で過ごしているようなワークスタイルへと変化しています。海外のオフィスに比べれば、日本はまだまだユニークさに欠けていますが、優れた人材を確保するためにも、オフィスデザインへの投資は必至なのかもしれません。

かっこいいオフィスには壁がない?!

オフィスの定番スタイルといえば、学校の職員室のように規則正しく配置される“島型オフィス”です。
島型のレイアウトでは、部署ごとに壁で区切られていたり、常に監視されているような雰囲気に陥りがちです。社員同士が視線を合わせることなく一人一人が黙々と仕事に打ち込む、そんな傾向が強いように思います。また、どのオフィスも同じような空間に見えてしまい、企業独自のデザインが施されることはあまりありません。

近年、個性的なオフィスデザインとして注目を浴びているのが“フリーアドレスタイプ”のレイアウトです。
固定席は設けず、共用の幅広デスクを設置し社員同士の仕切りをなくすことで、省スペース化とより自由なレイアウトが可能になりました。おしゃれなカフェやかっこいいバーのようなワークスペースなど個性豊かなオフィスが急増しています。

また、部署間の壁を取り払い、オフィス全体の開放感や透明性を強化したオフィスも人気です。たとえば透明なパーテーションやガラス窓で仕切られた会議室は、かっこいいデザインである以上に企業の意思決定過程を明らかにし、社員同士の一体感やチームワークの向上を助けます。

遊び心満載なラウンジにも注目

個性的なラウンジをもったオフィスも増えてきています。
休憩や気分転換という枠を超えて、社員が思いっきり遊ぶことのできるスペースを併設していることも珍しくなくなってきました。エアロバイクやランニングマシーンを設置した本格的なスポーツジム、マッサージチェア、ビリヤード台。遊び心満載なラウンジは、オフィスとはまるで別世界です。

そんな魅力あふれるラウンジがあったら、仕事をサボる社員も増えてしまうのでは?と思われるかもしれません。ところが実際はその逆です。
仕事時間と休憩時間のメリハリをつけて過ごす意識が自然と社内全体に広まり、各々の目標管理が徹底される効果があるといわれています。

かっこいいだけではものたりない、ワークスタイルを変革させるようなオフィスが今後も続々と登場してくることでしょう。

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